もう二度と乗らない!Lufthansa City
今回の旅のまとめはこちら。さて、今回の旅は本当にエアーがついていませんでした。
brussels airelinesでミラノからフランクフルト行きの飛行機の予約をしておいたんですが、実際のオペレーションはLufthansa Cityが行うらしく、ウエブチェックインもLufthansaのサイトから行いました。
ミラノ・リナーテ空港までは、宿の近くから直通のバスがあったので、それに乗り約30分。スムースに2時間前に到着することができました。が、なんと着いた時点で使用する飛行機の到着が遅れているため、1時間遅れとの表示が。遅れるならSMSかEmail送ってよー・・・
フランクフルトから日本行きのフライトまでは3時間取っていたので、この時点では1時間ならまだ大丈夫か、くらいに思っていたのですが・・・もしフランクフルトで時間がなかったら困るので、チェックインの際ミラノでTax Refundの処理をしたい旨カウンターで申し出ると、OKとのこと。免税品を詰めたスーツケースを一旦返してもらい、ガラ空きのTax Refundの部屋へ。
「空いてるし、逆に良かった」くらいの気持ちだったのですが、スタンプを押そうとして職員が「フランクフルト行きだから、ダメ。フランクフルトでやりなさい。」と来たもんだ。「いや、EU最後の地でやらないといけないのは私も知ってるけど、フランクフルトから乗り継ぎで日本にそのまま帰るし、もう1時間遅れになってるし、間に合わないと困るから。」と言ったのですが、すっごく失礼なトーンで「だーかーら、フランクフルトじゃないとダメって言ってるでしょ」と来たもんだ。「じゃあもしこれ以上フライトが遅れて、tax refundの申請できなかったら、誰が責任取ってくれるのよ?」っておじさんと言い合いですよ。イタリア語でかなり失礼なことを言われてたと思います。今思い出しても腹立たしいあのオヤジ!!
結局スタンプは押してもらえず、Lufthansaのカウンターへ。「そうですか。でも1時間遅れるだけだから、大丈夫でしょう。」という地上スタッフ言葉を信じて、ドキドキしながら待つこと1時間。全然搭乗始まらないじゃないかーー!いつもはポジティブな私もこの時ばかりはドヨーンですよ。
もうこの時点で、tax refund云々より、帰りのJAL便に乗れるかの方が心配になって来たので、JALのお問い合わせ電話番号に電話するも、日本時間しか対応していないらしく、時間外ですのメッセージが流れるだけ。仕方ないので、フランクフルトの空港に電話して、JALのカウンターに転送してもらいました。状況を説明していると、ボーディングが始まったので、名前を告げて、飛行状況をモニターしておいてもらうことに。
飛行機に皆搭乗した時点で、1時間40分遅れ。けどこれなら、日本行きのの飛行機には間に合いそうだ!と思っていたら!「フランクフルトの悪天候のため、更に1時間半遅れる見込みです。申し訳ございませんが、そのまま席でお待ちください。」という悪夢のようなアナウンスが流れるではないですか!!実際フランクフルトに着いても全然悪天候じゃなかったけどね!
ルフトハンザのフライトアテンダントに相談すると「もし日本行きのJALに乗れなかったら、ルフトハンザが代替のチケットを用意すべきだから、着いたらカウンターで相談するべきです。」と。とても親身になってアドバイスをもらえました。けど、同じアライアンスならまだしも、ルフトハンザとJALは別。怪しいところだよなーと思いつつ、JALに再度機内から電話。
「一応こちらでも引き続きそのフライトの状況をモニターしておくので、もし間に合いそうであれば、スタッフを待機させておきます。」とのこと。一応翌日の空き状況なども調べてくれましたが、生憎翌日も翌々日も満席。しかも翌日までしか無料でチケットは用意できないとのことでした。そうですよね、そりゃ今回の件、JALは全然悪くないんですもんね。
結局定刻より3時間遅れて出発。フランクフルトでの時間を3時間しか取っていなかったのに、3時間遅れ!
もうこの時点で全て諦め、逆に私の心は悟りの境地に入り、穏やかになっていました。着いたらルフトハンザと交渉しないとな〜、でも無理そうだな〜。ホテルくらいは用意してくれるかな。仕事もう1日休まないと・・・等考えていたら、あっという間に1時間でフランクフルトに到着。JAL便の出発35分前です。娘と彼が明るく励ましてくれて、ほんと涙が出ました。
着陸の際、ターミナルの端っこの方に私たちが乗るであろうJAL便が見えました。「あー、あそこまでこのまま走ってってほしいね〜」と言っている間にも、飛行機は完全反対側の端っこまで。フランクフルト空港ってHUB空港なのでめちゃめちゃ大きいんですよね。ルフトハンザはターミナル1、JALはターミナル2。その間はスカイトレインでつながっています。
しかも、飛行機から空港まではバスでの移動。これもう絶対JALの人いないよね、と言いながら建物に入った時点で、JAL便出発の15分前。が、そこにはなんと私たちの名前を書いたボードを持った現地JALスタッフの方がいるではないですか!神!?
「もう荷物はこのままここに置いて走ります!」とのことで、皆で猛ダッシュ!スカイトレイン内で落ち着いた時に「え、これまさか乗れるんですか?」と尋ねると「はい、待ちます。」との答えが。神!
スタッフ用の出国手続きカウンターを抜け、荷物検査をし、更に走り、JALの搭乗口まで来たー!搭乗券すら持っていないので、プリントアウトして持って来てもらい、席に着いて時計を見ると、出発の時間きっかり!まさか間に合うだなんて思っていなかったので、本当に本当に嬉しかったです。もう一生JALに着いていきます!
おかげさまでルフトハンザと交渉しなくて済んだし、せっかくのプレエコも無駄にならなかったし、ありがたいったらありゃしない!
予約していたスーツケースも受け取れなかったし、Tax Refundもできなかったけど、帰りの航空券を自腹で3人分買わなければならなかったかも、と思うと安いもんです。Tax Refundでは彼のと合わせて€856戻って来る予定でしたけど、帰りのプレエコチケットが1人3万5千円だったと思えば!それにこんなに私たちを困らせたルフトハンザのマークが入ったスーツケースなんかこっちから願い下げだい!
帰国してからもJALは神対応でした。到着してからスーツケースがまだフランクフルトにあるということを職員の方に告げると「それは大変申し訳ございませんでした。」と。いやいや、JALは1mmも悪くありませんから!
翌日、JALから私たちのスーツケースがその日のフランクフルト-成田便に乗るとの連絡があり、そのまた翌日には宅急便で送られて来ました。しかも送料JAL持ちで!素晴らしすぎる・・・これがヨーロッパの航空会社だったら、1週間はかかったな(偏見)!
ということで、今回の教訓!
もう一生ルフトハンザには乗るな!JALにしとけ!
ヨーロッパの乗り継ぎは同じアライアンスにしとけ!
まあ終わったことはもう良いのです。こういう小さな不幸が大きな幸せを呼ぶに違いない!